鼻の手術 どこでやったか。

fbで鼻詰まりの手術をどこでやったのか尋ねられましたので、ブログのかたちで整理してみます。

手術をすすめられたのは「鼻のクリニック」という鼻詰まりの日帰り全身麻酔に特化したクリニック(というのが正しいのかなぁ。入院設備のない病院)でした。詳しくはネットで見てください。

最近はマスコミ掲出も多いらしく最初の予約がなかなか取れなかったのですが、10回くらい電話したら通じました。

鼻詰まりの人生は損をする、的なコンセプトの病院で、待ち合わせロビーにはパンフレットや取材掲出記事の雑誌などがたくさんありました。子供も対象にしていたので、親子連れも多かった。そうか、俺の人生は鼻詰まりで損をしていたのか(笑)。確かに若干の無呼吸症候群があったり、集中していると開いた口からよだれが垂れたり。

ここは感じもよく手順もスムーズ、待ち時間も少なく検査や説明、相談などをへて、あっという間に手術日の決定。あとは手術を待つだけになったのですが、最近2年に一度しか引かない風邪に手術2日前になり、延期になりました。

延期している間に「日帰り全身麻酔」ということについて、自分は向いていないことに気付き、そのように申し出て、どこかいいところありますか、じゃ慈恵とか。それでいいかもというわけで、芝御成門の慈恵医大病院に紹介状を書いてもらい、検査資料などの引き継ぎを持って慈恵で日帰りでない手術を受けることに。

私の場合、副鼻腔炎はなかった(昔はテンポラリーにあったのですが)ので、曲がっている鼻中隔を治す(切る)。過度に反応するアレルギー性鼻炎の神経を取る。その神経の根本を切る。という三本だて。

はじめに鼻のクリニック病院ありきだったので、日帰りといういう選択肢だけ。日帰りですと入院中の行動が制約されにくい。ご飯も好きなものが食べられる。仕事も思うようにできる。というメリットがあるようです。

ただ、術後24時間誰かに見てもらう、とかそのあとの行動の制約もとても多い。リスクも高いぞー(というのが手術資料をよく読むと書いてある。あたりまえなのだが)。

自分はそれほど忙しくないし、自宅で「より快適」よりも入院して「ぜんぶお任せ」のほうが楽だな、という価値判断で転院しました。そこは好き好き。

慈恵は、よく待たされる。病棟が新築してシステムも何からなにまで新しくなったので混乱していたことも相まっていたこともあったのだろう。とはいえ、構造的に待ち時間は若干長い。

ただ、自分は肝臓のγ(ガンマ)が恐ろしく高かったりしたので、肝臓消化器の専門医の受診まで必要として、これはそのステップの分だけ手間がかかったのですが、結局しばらく酒を止めようというきっかけになったりしたので、それはそれでよかった。

総合病院なので手術に関してのありとあらゆることについての専門医の受診が、必要に応じてある。禁酒についてはカンゾーDr.も決して脅したりするわけでもなく、お酒を控えるとガンマの数字の悪いところがはっきりしますよ〜、と言われて、自分から、禁酒を思いついたくらいのなので、うまい先生だなと。酒を控える件についてはまた。

入院は日曜に入って、月曜に手術。火曜に術後回復で水曜退院。ちょうどいい塩梅でした。

内視鏡とはいえ、全身麻酔で三つの工程の手術をするとかなりヘロヘロになりました。自分は日帰りなんて決して無理。

耳鼻科のドクターも酒の件などを相談する過程でお互いの家庭や生活状況などの話をして、気心が通じるところもありよかった。若い武田Dr.。

19階の病室も快適、ナースも親切丁寧。メシもやたらうまかった、最初は薄味に戸惑ったが。

あと、鼻のクリニックでは、旧来型のガーゼをやたら詰め込んで1週間後にガーゼ抜きが激痛を伴う方法だったのが、慈恵では最新の”ソーブサン”とシリコンで痛みのない止血法だった。これが慈恵の一番の成果だったかもしれません。ガーゼは「麻酔します」というくらい痛いようだから。

以上、取り急ぎ。小野田、これでとりあえずはよろしくね。(問い合わせてくれた中学の同級生)。あとはなんでも聞いてくれ。

ちなみに大学浪人以来、34年ぶりの酒のない生活を、快適にしています。蛇足ですが。