お客さんに安心して過ごしてもらうために

なにやら大層なタイトルですが、店主は店の雰囲気や安心感を保たなくてはいけない。努力しなくてはいけない。けっこうたいへんです。

古くからだったり結構お金を使ってくれる常連さんは、とてもありがたい。のですが、ほかのお客さんよりも偉いわけではない。なので、最近来るようになってくれたお客さんや新規のお客さんに、いばってふるまわれると困ります。強迫的な物言いや態度、誘って断られて怖い言いかたなどされると、店に行けなくなる。

もちろん程度の問題ではあるのですが、あのお客さんが苦手、ちょっと怖いから、いるときには店に入らない。となってくると、いけません。

店主は長かったり(金払いが)太い常連さんのほうが大切にしている、と新しいお客さんは思いがちですが、そんなことは絶対にない。そうすると、好き勝手にふるまう常連ばかりになり、だんだん雰囲気が変になって、だめな店になる。潰れる。

異性のお客さんを食事に、飲みに誘うのは自由ですが、スマートなやりとりができないといやらしいことになります。断ってもなんども誘いが来て「きもちがわるい」お客さんは困るのです。スマートにできないのなら、やめましょう。

敬語がまったく使えない、まるで家族か部下のような言葉づかいを誰に対してもするお客さんに注意しました。そうしたら、「だってともだちじゃん」と。

バカ言わないでください。友達なんかじゃありません。「飲み屋のお知り合い」です。

もちろんタメ口で喋ってもらうのは全然結構なのですが、相手への敬意が根底にないと、ハナからわかるような態度ではだめでしょう。繰り返すけれど、雰囲気が悪くなります。

どうか距離感を大事にしてください。

書いている私がだめな呑み助なので、天に唾する感じなのですが。自分のことは棚に上げて言います。

こんな店が自宅のそばにあったらなぁ、という店にしたいといつも思っています。

ちょっとでも困ったこと、気持ちがザワザワすることがあったら声をかけてください。エマノンの電話番号は私の個人携帯です。お電話ください。1回目、2回めのお客さんでもお声掛けください。

酔っぱらいさんに出ていってもらう方法

先日女性に一日店長さんをやってもらっていたときに、リモートカメラの映像で酔っぱらいさんの来店に気づいた。自宅で風呂にはいって寝るかと思っていたけれど、店に行って酔っぱらいさんに帰ってもらった。そんなはなしをしました。

意外とこの件は評判がよく、店主が酔っぱらいを追い出すのは当たり前だよなぁと思いながら、それは難しいことなのかなと気づいたのでした。

 

酔っぱらいさんは言葉遣い、声の大きさなどの外形で判断します。話しの内容などよりか、「酔っぱらって見える」ということが肝心なようです。

酔っぱらいは正常な判断ができません。なので論理的な話しで説得をしても応じてくれません。

あなたは酔っぱらっている、なので迷惑だから帰ってくれ。

というの本音なのですが、

1.そもそも私はそんなによっぱらっていない

2.なので迷惑でもなんでもない

3.だいたいあなたから酔っぱらっている、迷惑だと言われること自体不愉快だ

という具合で、はなしになりません。

私は以下のようにはなしをすすめているようです(自分でもあまり作戦があったわけでもないので)。

 

お客さん、どうも酔いが結構まわってらっしゃるようですよね。(あえて敬意をこめた感じで)「酔っぱらってますね」というのは不愉快なようです。

うちのお客さんで酔いが進みすぎて帰りにケガしちゃった方、けっこういらっしゃるんですよ。足の骨折ったり、ひっくり返って腰ぶつけたり。先日は転んで顔から血を流して救急車呼んだお客さんもいらっしゃいましてね。

気持ちよく酔ってくれたのにおケガされちゃったりすると、本当に胸が痛むんです(感情に訴える)。

ケガとかしちゃうとお客さんの気持ちいい夜が台無しになっちゃう。しばらく仕事にも支障がでちゃう。カラダが痛い。

なので、とても心配で心配でもう大変なんです。

で、できればお客さんの肩とか持ちながら、というか抱きながら。(女性客の場合はNG)

お客さん、今日はもうお引き取りください。ちょっと酔いがまわったくらいがちょうどお帰り時ですよ。

ポイントは相手のプライドを傷つけない。あなたさまが大切だからお引き取りを頼んでいるんだよ。こっちも心配で心配で早くお帰りになったほうがいいんだよ。またぜひ、いらしてくださいよ。そのときまた楽しいお酒をのみましょう。

そんなふうにたのむ。ひたすら頼む。おねがいだから、ケガとかするのが心配だから。お願い、もう本当にお願い!

ここまでやると「そんなに帰って欲しいんだなぁ〜」なんて言って、帰ってくれます。

もちろんお代はきっちりいただいて。

むりやり外に追い出すとろくでもないことになるから、あくまでも「お願い、おいらの顔を立ててくれ」くらいのニュアンスで。

そんな感じだったです。前回の酔っぱらいさんも。

自然にこういうふうにして、さほどストレスなく酔っぱらいを追い出せるのは、自身が相当な酔っぱらいだったりするから、向こうがわの気持ちはとてもよくわかる。

お客さんと一気飲みの勝負して、店しめて外出てぶっ倒れて、他店のお客やら店主やらに店の前まで引きずってもらい、救急車呼ばれて病院に搬送されたのも私です。

そんなお客さんを決してださないための、真摯な願いなのです。

 

2月8日までずーっと働くのは嫌だなぁ。なので

雪は降らずとも心底寒いですね。 いえ、心が寒いのわけではないのですが。

昨夜はでかい鯛を松皮造りにして190円で提供したところ、別段驚かれるわけでもなく淡々と召し上がっていただきました。まぁあまり出来も良くなかったかしらんねぇ。

晩杯屋のようにさっと出すためにちょっと仕組みが要りますね。考えなくっちゃ。

ただ、全体的に客単価が低いので、来店頻度は上がるといいなと思います。

目指しているのは酒が旨い店でもつまみがいい店でもなく、快適なサードプレイスなので飲食のクオリティ的にはそこそこを自認しています。

 

ところで、今週末の土日、キャンセルや自身のミスで 土日2日とも1日店長さんが「なし」になりました。

というわけで、店を休まないようにするためには、 2月8日までぶっと〜しで働く。。。。 というのはちょっと気が引けるので、 どなたかお手々を上げていただけたら嬉しいなというはなしでした。

半年以上休みなしでやっているので、 事前告知をしても休んだら絶対に来て、ありゃ!というお客さんが現れてしまう。

というのは避けたいのです。

16時からは無理だけど18時からだったら、とか 21時までだったら、、、とか。 それでも結構です。 未経験でも結構です。

2月の1日か2日(いえ、平日でも)一日どなたかいかがでしょうか。

よろしくおねがいします。 やれる方だけ、エマノンの店電話などでご連絡をくださりませ。

 

070-6457-3088 エマノン深井

fukaipd@gmail.com

おつまみを全品半額の190円にしてみました。

もともと全品380円だったわけでもないのですが、

全品同一価格にすると、プライシングのストレスがなくなるからいいですね。

そもそも値段が書いていなかったから、わかりにくいと不評でしたし。

で、全部380円にするのと同時に、半額にしてみました。

理由は、毎日通うにはそのくらいの値段のほうがいい。

380円も出すほどつまみ、食べたくないけれど、やはりあったほうがお酒がおいしい。

原価率を気にするほどの商売ではない。本当は気にしているのですが。

190円でちょっとお得に思ってもらえると、いいことありそう。

詳しくは店で尋ねてください。結構話したいことがたくさんあるので。

 

鼻づまり解消の手術は5月10日に入院して翌日手術。水曜に退院という予定になりました。

4日間うまく埋めてもらって休まないようにせねば。

ガーゼを思いっきりつめて、それを取るとき、もう死ぬほど痛いよ〜(山本さん・経験者・ニヤニヤと)、と言われておりましたが、ガーゼは使わず、シリコンの止血圧迫板と綿を入れるそうです。「取るときに、ちょっと不快な感じはありますよ。あー、うちでは今はガーゼは使いません」だとさ。山本さん、残念(笑)。

 

 

 

サイゼリアの新ラム串に触発されまして

サイゼリアにラム串の新メニューが登場、話題になっている。早速たべてみたが、ラムと串は中国東北料理やトルコ料理もふくめて相性がいいですね。


というわけで、うちで出しているラムも串にさしてみました。昨日女子二人に実験台になってもらって。


いや、これ好評。68度1時間半くらいで下焼きしたラムを串刺し。250度で8分くらいかな。つけ合わせに野菜も載せて。


クミン(区民って予測変換されちゃう・笑)、ガーリックパウダー、唐辛子系パウダー、塩をミックスした粉を別皿で、これをつけつけ。
今日はこれイチオシで出してみます。


サイゼリアよりよっぽどボリュームがあって、いくらでだせばいいのかな。値段はお客さんにつけてもらいましょうか。


アロスティチー二というイタリア地方料理というのがサイゼリアの由来でした。取り急ぎ。そーいえばラムは食べられないが口癖のM嬢もクチにしていたような気が。。。

 

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スキレットで提供しているけれど、コストを下げるにはアルミホイルかなぁ。

 

年末年始の告知をわすれておりました。

 

新年おめでとうございます。

年末年始は、恒例の無休体制でした。

店主の私は4日から。この日は常連の加藤さん(先生)のご著書が八重洲ブックセンターの昨年の大賞を受賞したので、加藤さんご参加の18時から「大祝賀会」を行います。

といっても単に皆で文ちゃんを讃えて、かこつけてお酒を飲む会。

一言スピーチだけは貰おうかと思っています。

担当編集者の方も来てくれるといいのですけれどね。

今年もほぼ無休でやりたいと思います。

一日店主、おやりになりたい方はお声掛けください。

1/1
伊都子さん
 
1/2
杉田さん
 
1/3
伊都子さん
 
1/4
ふかい
加藤文元さん受賞祝乾杯会18時より
1/5
玲子さん
以降は通常営業。。。

 

それと、昨夜はちょっとまずいくわえタバコの酔っぱらいおじさんが来店。

禁煙だからと追い返してくれたのですが、その後もまた入店。

これはまずい、と店主パジャマから着替えて店に参じ、

お酒が進んでおります、お怪我などなさるといけないので、お引取りください。と

お帰りいただきました。

だいたい駄目な酔っぱらいをする飛び入り客はほぼ喫煙者(そうでない常連さんも多いのですが)。すこしきつめの「お煙草をお吸いになる方はご遠慮ください。煙草休憩で店外に出られる際にはお会計となります」という告知をせねばならないかなぁ。

一日店長さんが少しでも不安にならないように、仕組みづくりを徹底せねばと考えます。

ネットワークの調子のいいときは店の様子が自宅のスマホで見られるようになっております。それで昨日は察知しました。

常連の月森さん、私が行くまで盾になってくれてありがとうございました。

5周年というわけではないのですが。

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開店当初

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外から見たところ。右側が現在透明のアコーディオンカーテンの部分

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改装前 入り口から奥をみたところ

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施工のデザイナーさんがつくってくれた模型

 

昨日から5年前の11月11日に開業しまして5年が経ちました。写真は前の店からのビフォーアフターです(順序が逆ですが)。当初は透明カーテンドアの部分は大きな窓にする予定でしたが、途中で設計変更。今のようになりました。前の店と入り口ドアだけは一緒です。
最初はワイン380円、ラガブーリン980円、日本酒やら適当に、くらいのメニューで始めたので、カウンターの上はきれいサッパリとしたものでした。
5年なんとかもった、というより、いちおうかなり潰れにくい組み立てを基礎にしていたので、感激はありません。むしろ、この商売はおもしろい、意外にお客さんの生活に影響を与えている、という点が発見でした。
飲食店は20代でファーストフードのバイトをしただけでド素人、修行経験ゼロではじめたので、この程度ですみません。
開業に至るはなしは、いずれまとめないと、と思いながらできておりません。お聞きになりたい方はご遠慮無くお店にて。
あと、5周年感謝としてマッカラン18年をシングル1,480円(+tax)でご提供いたします。どうぞ飲みに来て。
お祝いは不要ですので顔だけだしてください。エマノンにどうぞ!混んでいてもぜったいに入れます。
ちなみに蛇足ですが、以前の店はこちら。
https://tabelog.com/tokyo/A1317/A131711/13126210/

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ドアは新調せずに流用して塗装のみ